本書に『学ぶ』
本書を知ったのは、2025年1月5日の新聞記事『AI、現場力でこそ生きる(※)』に拠ります。昨日(阪神・淡路大震災30年の1月17日)より、各章ごとポイント整理をする中、以下4点の気づきを得ました。そして、第5
((※)『AI、現場力でこそ生きる』(日立東原会長の年頭直言)についての投稿記事はコチラから)
第1:目的は、【基礎】を(原状復帰ではなく)より強固にすることではないか!
企業も国家も、そして個人も、危機に対応すべきは、自然災害と共通ではないか。すなわち、各々の持ち場(『現場』)の【基礎】(インフラ)を(原状復帰ではなく)より強固にするために、人知の総力(知恵・工夫・技術・しくみ・システム等)を、各々の持場(『現場』)の【基礎】(共通インフラ)に融合させることではないか。~自然の摂理を理解し、環境適合しながら(「自然と『融合』しながら」)生きるという『目的』が重要。
『目的』の重要性についてはこちらをクリックしてください第2:❝温故知新❞本書(歴史)に『学べ』
同じ業界に所属していた者として、なぜ日立さんがV字回復し、成長軌道を順調に歩むことができているのか? 同時に、多くの同業社は、なぜ順調ではないのか(なかったのか)?⇒本書に『学び』(歴史に学び)、未来に活かす!❝温故知新❞という視点が重要!
◇東芝の場合はコチラ:【工事進行基準」と「顧客価値」について:
2008年から2009年ごろの課題でした。東芝だけではなく、大型プロジェクト(期をまたがる請負工事等)案件を扱うすべての企業の課題でした。上記の投稿記事は、創業当初のサイトに原田の見解を記載したものです。本書においても当会計基準について、「完成基準」と対比し、記載されています。P161)
◇NECの場合はコチラ:(⇒『参考コラム』からご参照ください。)
自由闊達に仕事をさせてもらえる企業でした。1990年前半から2000年前半まで約10年間、自己希望により「コンサル型営業推進部門」に異動し、建設省(現国土交通省)都市局所管の財団法人において「まちづくり」の知見と地方公共団体からの出向者(建築・土木の専門技術者)との人脈を得て、NECに復帰し特命により主導した営業開発(開拓)事例(『学び』のモデル)を記載しています。すなわち1プレーイングマネージャーを中心とした1チーム活動(協働)の歴史を記載しています。こういう少し特殊な立ち位置からの見解ですが、自身が勤務していた当時のNECに対する見え方を『参考コラム』に記載しています。なお、2003年~2009年にわたり『職務分離』『内部統制』が標語とされ、たびたび組織改革(リストラ)がなされました(どの企業も最も苦しかった時期です)。私も「職務分離」の管理要員として本社経理部に異動となり、中部駐在を経て役職定年を機に本社経理に異動となりましたが、2009年2月末日をもって当社を退職しましたので、「工事進行基準」施行(2009年4月)以降の実務は体験しておりません。「工事進行基準」と「完成基準」の相違については、上記「◇東芝の場合はコチラ」の投稿記事内の私の見解をご参照ください。(付言:この間に学んだ技能、体験知が、現在の私を形成していることは紛れもない事実であり、自己希望を受け入れてくれた上司・幹部、そしてNECの人事にはあらためて感謝する気持ちでおります。この気持ちが、本書を『学ぶ』ことにより以降第3、第4へモチベートされていると考えるところです。)
第3:「自分は何ができるか?」を問い、「自律実践」せよ!
自分の歴史で『学び』/実践してきた問題解決技法(「システム思考」)など、『三現主義』で体得した技能を活かせ!~『壁』壊しに何が必要かを究明すると共に、『現場』の問題を解決する「具体的方法・技術」を「プログラム」とし、広く公開する必要がある。(次の第4と合わせ『自律と協働』を❝隗より始めよ❞同時に、❝温故知新❞「自らの実践行動の適合性」を未来に向けて検証せよ!)
(※本書『日立の壁』”改革の記録”を特殊事例とするのではなく、汎用化し、問題解決プログラムを作成する必要がある。⇒これが、自らの歴史の中で社会から学ばせていただいた者としての矜持(きょうじ)ではないだろうか。⇒『三方よし』社会形成へ貢献(本書に学び、自己検証し、未来へ貢献)せよ!)
第4:『自律と協働』プロデュースを実践せよ!
自己の技能と他の専門家の技能(技術、知恵、アイデア、工夫他)と『協働』し、上記の第3「自律実践」と同期させる。⇒これが、当サイト『自律と協働』プロデュースの趣意とその実践であり、当事務所のパーパス(存在意義)ではないか。
以上の気づきの下に、まずは第3❝隗より始めよ❞、以下の「プログラム」を作成するに至りましたので、ご確認ください。
第5:当事務所の『パーパス』(使命、行動規範、目的)を設定しました。
以下の「プログラム」の自らの【現場】への実践として、自らの事務所の『パーパス』を設定しました。
(上記第3❝隗より始めよ❞には概念化も必要と考え、当事務所の『パーパス』を設定しました。)
2025年1月27日 原田
>>>『壁』をこわす「プログラム」(はじめに)>>>『壁』をこわす「プログラム」(1/3)>>>『壁』をこわす「プログラム」(2/3)>>>『壁』をこわす「プログラム」(3/3)