「三方よし」を表現する水芭蕉の三葉です。

2025年、年頭に思う!(1)


本当(ほんとう)は何か?~「何が大事?『目的』ではないか!

昨年来、『三方よし』の理念のもと、『三現主義』を事業方針とし、”温故知新”情報を発信してまいりました。(特徴1(【現場】)/特徴2(【契約】)/特徴3(【学び】)とし、本テーマに関わる「過去」から「現在」に至る課題情報の発信。)

さて、2025年の幕開け、今年のキーワードは《明日、未来への『目的』実現に向けた【基礎】(顧客【現場】の【現実】【現物】》と、再認識し、『三現主義』をより深く実践する所存です。

(以下【1】【2】の緊急提言課題を深く思考し、その【基礎】(顧客【現場】)を掘り下げ、未来に向けた「合目的」実践を徹底します。)

本年もよろしくお願いいたします。

【1】昨年の1月1日には能登半島に大震災が発生しました。

その年の末日、日経新聞2024年12月31日25面(「Analysis」)に「災害レジリエンス 原状復帰から発想の転換を」と、あります。 

なぜ、これまで原状復帰(元どおり)にしていたのだろう?

~これは、私の10歳(1960年)ごろの思い(疑問)です~

海岸際の道路上に崖から崩れ落ちた岩石や土砂が覆っているテレビ報道を見るにつけ、思ったものです。(その後も、幾度となく思わされて来ました。)

そして、こうも思った。

「雨水(土砂)は流れる場所は決まっているのだから、原状に復帰したら、また同じことが繰り返されるではないか、なぜ「自然現象に逆らった工事」をやるのだろう?」、なぜ「雨水(土砂)がとおる道を造る」という「自然現象を尊重した工事」をやらないのだろう?

■コラム(以下、幼少期の体験(体得知)のご紹介):

上記の思いの原点は「幼稚園の砂場での遊び」~砂で築いた「山の中腹の『城』」に対し、山頂から水を流し、下流の『城』を破壊するのです。『城』を造ったのは園児、「水を流す」のは私(園の外からの乱入者)。私は幼稚園には行かず(母が専業主婦であったため入園を断られ)追浜海岸(現「野島公園」沖)での魚釣り、「旧防空壕?」(夏島町?あたり旧米軍基地脇の山の中腹に掘られた横穴)の探検に明け暮れていた。

また、「経済合理」の復旧と「自然の摂理」とのギャップが繰り返しの災害を招く、と思う。 

やるべきは、現場」の「課題」を、掘り下げて【基礎】を確認し、必要なハード/ソフトのインフラをどう確保していくか?である、と思う。(この件については、昨年2024年暮れ、記事を投稿しました以下■コラム:をご参照ください) 

■コラム「現場」の「課題」/実践事例の紹介:

そして、復旧/復興/復元、いずれにしても「原状より強固」にしなければならない、と思う。

⇒原状復帰(元どおり)にするのではなく、原状より強固にしなければならない」と思う! なぜならば、「より強固」を次代に引継ぐことにより、次代に「戦う土台」を担保できるから!と思う。

⇒本「Analysis」では、大原教授は「環境配慮や自律分散などの質の向上を目指せ」とされる。私もそう思う。ただし、一つ懸念がある。教授の重要な論点の一つ目「原状復帰を目指さない」との判断の中に「原状より強固」にするという選択領域(概念(思考)/具体の場所/業種分野/業務/技術領域も)が存在する(内包されるべき)ことを忘れてはならない、と思う。⇒むしろ基本をそう考え、人口減少等の環境を配慮した「質」の「付加価値戦略」を思考すべきである。そして、すべて国民は、次のように、行動するべき、と思う。

自然の摂理を理解し、目的整合する行動をしなければならない!と。

なぜならば、「原状復帰」や「原状復旧」では(復元も)、時の経過とともに、同じことが繰り返される。【基礎】を原状復帰(元どおり)からやり直していては、すべてにおいて(特に「自然」対応において)、劣後する!常に、「原状より強固に!強固に!」しておかないと、目的は確保できない!(また、「自然」は年を経るごとに、力を増してきています!)

「強固」の定義が重要であり、上記の大原教授の提言される「質」を付加価値として融合させる「自律分散」という付加価値も「強固」に内包されるべき、と思うのです。~当サイトのテーマ『自律と協働』もこの趣旨であり、「自律分散」しながらも、国民ひとりひとりが『自律』し『目的』を共有し『協働』するのです。

~【更にこう思う!(2025.01.10):【強固】とは、何に対して「強」なのか、【強固】と言ってしまうと、半分しか語っていない気がする。「柔よく剛を制す」「弱よく強を制す」「柳に雪折れなし」など、と言われる。【強固】とは、どういう状態なのか? 【強固】に変わる用語はあるのか?一言(用語)で語るには、どのような用語が、多くの人々に納得されるか? なければ、次なる『目的』の中で定義すればよいのか?

『目的』とは、『自然の摂理と共生(融合)し、多様な仲間や競争相手と『自律・協働』し、顧客の求める価値(製品・サービス)を創造・提供し、以って日本社会/世界の人々の「安心・安全・健康・幸福」に貢献すること』だと思う!

⇒【基礎】を「原状より強固」にして、次代に【基礎】(戦う土台)を引き継がなければ、『目的』に向けた活動の生産性が「時の経過と共に」下降するのは、「理の必然!」と思う

⇒薄っすら見えてきた(2025.01.10):『自然と共生(融合)できる【基礎】に基づいて、従って、【基礎】とは、自然の生命力(強さ)を「摂取し」「活用し」、自然の弱さを「補強し」、自然の猛威を「避け」等々、『自然の中で活動する人間の行為が、自然との関係において「全て調和する状態」』これを成すのが【基礎】。したがって、「原状より強固」とは「自然と融合し」と表現すれば良いのではないだろうか!~大原教授も『どのような「質」を付加価値として融合させるか』と第二の論点に挙げておられる。「融合」の中身を設計・施工していけば良いのではないか』と思う。そして、その設計・施工の活動が、「原状復帰からの発想の転換を」さらに進め、「自然災害レジリエンス」を超えた次のステージのシナリオ戦略を描くのである。

「自然災害と人為災害(戦争がその象徴)の多発」に対する《レジリエンスの【基礎】力》を高めるため、『自然の摂理と人知とを「融合」させる』ことではないか、と思う!(2025.01.11)

【2】日本経済新聞2025年(令和7年)1月1日(水曜日)13面<ニッポン2025>に、こうあります。

「気が利くAIマルチに働く」

~AIは「人知超え」うかがう、テック界からも「人知超え」の予測相次ぐ~

  「AIが人類全体の集合知より賢くなるのは29年ごろ」「25年か26年にもAGI(汎用人工知能)が登場」(起業家 イーロン・マスク氏=ロイター)

彼ら(イーロン・マスク氏たちイノベータ)は、人間の『本質』をどう考えているのだろう?と思う!

この疑問と同時に、当事務所サイトの活動について、あらためて、以下のように思うのです。

「契約関係者のすべて『三方よし』(「集合知」)を実現するためには、個々人の『自律と協働』が原点である。当事務所はその活動をサポート(プロデュース)することを使命とする。

そして、この思いを以下のように図示しています。

『三方よし』概念図
共通に目指す領域は『三方よし』

すなわち、価値の源泉は一個の人間の活動(『自律と協働』)であり、その「集合知」(「三方よし」)が目指すべきもの。

しかしながら、これは一つの(謂わば「商売上、或いは契約上」の合理)の実現すべき法理(「集合知」)であって、人間活動のすべて(人の「思い」と「行動」)に当てはまるものではありません。図からもお解りのように「三方よし」(「集合知」)ではない領域が存在します。

それ(「三方よし」ではない領域)を目指すという個々の生き方も当然に尊重されるべきものです(ただし、現日本国憲法(民法)下「公衆の福祉」に反しない限り、という制限は附きます)。

くり返しますが、「三方よし」(「商売上、あるいは、契約上」の合理)の生き方ではない生き方、たとえば、芸能、スポーツ、伝統工芸、今やエンタメの世界「感性や直感」に生きるという生き方も大いに尊重されるべきものです。(宗教もそうかもしれません。

このように、多様性の尊重されるべき新たな時代、実践の時代の夜明け、それがこの2025年なのではないか、と思うのです。(日経新聞2025年1月7日2面【社説】も『多様な生き方へ社会の懐を広げよ』と簡潔に解説されています。同感である。)

人間の本質は「非合理」ではないか、と思う!

そして、さらにこうも思うのです。⇒「AI」、「AGI」のいわば「合理性」追求能力は、「人」を超えるにしても、そもそも「人」は「合理」ではなく、本質は「非合理」なるもの。

したがって、これからの新しい時代は、この『人の本質である「非合理」』が究極に実現されるべき目的であって、「一個の人間の生き方」も「その集合たるあらゆる組織(企業、国家等)」も、そのことを前提に『合目的な手段・プロセスの選択適合』がなされる時代が到来したのではないか」と、思うのです。

冒頭の記事「人知超え」は「本当かな?」との思いを強くするのです。むしろ、「究極の目的」実現領域については、上記の前提を厳守すべきとの意味において「人知を超えてはならない」との思いを強くするのです。

『手段・プロセス』には「人知超え」の「AI」「AGI」活用もあり!

しかしながら逆に、究極目的領域ではない『合目的な手段・プロセスの選択適合』において「人知越え」した合理性追求に「AI」「AGI」が存分に活用されるは、「有り」ではないか、と思うのです。

肝要なのは、これも❝温故知新❞です。人口に膾炙している『手段』と『目的』を取り違えないこと❞ ~すなわち、『ものごとの本質』は、シンプルです。 シンプル(『本質』)を追求する。

究極に獲得(実現)すべきは『目的』、そのためには『本質』を優先/順守すること!

~「森羅万象」及び人間の『本質』を知り、『目的』を定め(明示/共有し)、「一歩一歩」求め続けること!~
冒頭の記事【1】【2】については、以下が『本質』と思う。

❝水は「高き」から「低き」へ流れる❞

~自然の摂理(『本質』)を優先/順守して、人間は【基礎】(必要インフラ)を築くことができる~

❝『手段・プロセス』は『目的』にしたがう❞

~自然の摂理(『本質』)を優先/順守して、合目的に行動すれば、

手段(【基礎】(必要インフラ))は必然に『目的』にしたがい築かれる~

2025年、年始にあたり、これらの『本質』を肝に銘じ、2025年の歩を進めたいと思う。

【年始のご提案】

あなた様の益々のご成長、『目的』実現の【基礎】固めをサポートします!

一つの「集合知」である『三方よし』/『自律と協働』を実現するための『手段』として『業務委託基本契約書』を公開しています。

昨年末の投稿記事『働く個人の皆さまへ』(「FACT」)もご確認いただきまして、あなた様の働き方のご希望、事業運営の方針、事業目的を実現すべく、【基礎】固めをサポートします!

これらの事実(FACT)の下、「IOT」技術(「ディープラーニング」)や「ビッグデータ」を活用した「AI」または「AGI」により、あなた様のご希望に適合する『業務委託個別契約書』を作成することは、困難であると思うのです。

あなた様固有の希望・働き方/事業目的、お気軽にご相談ください。 

『目的』実現に適合する『業務委託個別契約書』そして『業務委託基本契約書』作成をサポートいたします。

ご「相談の申し込み」、「お問い合わせ」は、以下よりどうぞ!

ご質問等何なりとお気軽にお問い合わせください。


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