「三方よし」を表現する水芭蕉の三葉です。

回転率UP(2)


先の「回転率UP(1)」の投稿記事で、収益を上げる方策は、3つあるとしました。

ずいぶん昔のことですが、1970年代『中小企業診断士』(鉱工業コース)の通信教育講座『財務管理論』(山城章一橋大学教授著)からの受け売りです。

回転率UP(1)

先日、『壁』をこわす「プログラム」を投稿しました。日立のV字回復の履歴(”改革の記録”)を当サイト目線で究明し、汎用化したものです。そこで、今回の投稿は、この「プログラム」に学び(日立の改革に学び)以下の1点に絞り記載いたします。

改革の第一歩は、まず1点、「問題点」に絞り込む!

~「問題」ではありません。

日立の場合、営業利益率8%を確保せよ。これが、第一歩でした。すなわち「問題点」を超えることを「目標」としたことです。(『目的』ではありません。「目標」としたことです。すなわち数値目標です。~これが、「原点」中の「原点」であり、成功要因の第一条件であると思います。) 

通常「収益の拡大」という場合、その方策として売上拡大に走り勝ちですが、そうではありません。また、費用削減策も実施します。当然です。しかしながら、もっとも重要な第三の方策が未だに多くの関係者に理解されていません。(昭和、平成の時代からの思考の慣性のためでしょうか?報道機関の殆どすべて、回転率についての記載がありません。)

『壁』をこわす「プログラム」をご覧ください。

~以下より、ご覧いただけます。

『目的』と「目標」の違い『理念』『価値』『ビジョン』とは何か、これらのうち「不変なるもの」、時代環境とともに「変わるべきもの」は何か等。⇒以下の「『壁』をこわす「プログラム」(はじめに)」の3.注意事項(1)をご覧ください。

ことば(要語の定義)は重要です。的を外さないためには、『目的』(「ビジョン」)を遠くに定め、『目的』へ至る道程上の「目標」点(問題点)を乗り超えることに総力を結集するのです。

したがって、『目的』が最高に重要(より崇高)です。日立は、この法理(哲理)を原点に保有しておりました。⇒稼ぐという「問題点」理解すなわち「目標」だけではなく、同時に、その先により崇高な『目的』(「ビジョン」)、『価値』(「バリューズ」)を掲げていました。

【現場力あってこそ、DX(AI等の活用)が生きる】日立の改革の精神(原点)を理解し、改革をすすめましょう。

経営トップの識見(原点)「現場力」こそ

                                        2025年2月3日 

                                       『自律と協働』プロデュース事務所

行政書士 原田 豊

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